『論語』学而篇、暗誦終了!

 『論語』学而篇が暗誦が終了しました。みなさん、暗誦はいかがでしたか?

 今回は、『新華字典』で意味を調べることより、なめらかに読み上げ、暗誦できるかどうか、に難しさがあったと思います。まだ自信の持てない方は、繰り返し練習してみて下さい。練習すれば、必ずできるようになります。そして、できたことこそが自信になるはずです。

 練習のコツを少々。

 まず、一つの節を20回、読み上げて下さい。本文を見ながらで結構です。以下の点に気をつけます。

  • ゆっくり、読み上げる。
  • 区切りを意識して、読み上げる。
  • 平板にならないよう、抑揚(強弱)をつけて、読み上げる。

 すべて四字句でできている『千字文』は、平板に読んでもよいのですが(ある程度、平板にならざるを得ない部分があります)、散文、特に会話を再構成した『論語』のような文については、抑揚が大切であると思います。

 20回、読み上げたところで、本文を見ずに暗誦できるかどうか、確認します。もし出来ない場合は、さらに20回、練習します。

 どんな難しいものでも、たいてい、合わせて50回、練習すれば、覚えられるものです(年齢、経験を問わず。但し現代中国語を習得していることが条件)。『千字文』と『論語』学而篇を不都合なく暗誦できれば、暗誦にともなう困難はかなり軽減できるはずです。後は自分の覚えたいものを覚えてゆけばよいでしょう。できることなら、時間を確保して持続的に新しいものを覚えてゆくのが理想です。

 「文言基礎」では、年明けに『詩経』を少し学びます。これは、時間をかけずに終える予定です。それで「文言基礎」の終了です。

 それでは、皆さま、よいお年をお迎えください。