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073 假途滅虢 踐土會盟
  Jia3 tu2 mie4 Guo2, Jian4tu3 hui4meng2.

 前行に続き、戦国・春秋時代の政情を描きます。前句・後句ともに前句に見えた晉のことを語っています。
 「假」は、『新華字典』では「一 jia3」「二 jia4」と読み分けていますが、ここでは前者の第2義「借用,利用」です。日本では後者の意味には「暇」の字を用いますね。
 「途」は1義のみ。
 「滅」は第2義。
 「虢」は1義のみで「周代诸侯国名」です。
 「踐」はとりあえず第1義を採ります。「踐土」は固有名詞、地名です。
 「土」も同様にとりあえず第1義を採りましょう。
 「會」は多音字で「一 hui4」「二 kuai4」の二音ですが、ここは前者、その第1義です。
 「盟」は第1義。
 典故は、『春秋』及び『春秋左氏伝』です。前句については、僖公二年の伝に「晉荀息請以屈產之乘與垂棘之璧,假道於虞以伐虢」とあります。後句については、僖公二十八年の経に「五月癸丑,公會晉侯。齊侯、宋公、蔡侯、鄭伯、衛子、莒子,盟于踐土」と見えます。