「文言基礎」を作ろうと思ったわけ

 志のある人が文言を学ぶ手引きになれば、と思い、このブログを書いているわけですが、これにはひとつのきっかけがあります。
 私はいま英語を学んでいます。これまでも相当の時間を英語学習にかけてきたのですが、思うように効果があがりませんでした。しかし現在、ある先生から英語を習っており、「なるほど、ここが駄目だったのか」「こうすればよかったのか」と蒙を啓かれる思いを味わっています。

  1. 子音の正確な発音
  2. phrasingとlinkage
  3. Longman Advanced American Dictionaryを用いること

少なくとも、これらを高校生の時に教わっていれば、その後の私の英語学習は、実に容易なものになっていたことでしょう。しかし、これまでの私の先生は誰一人「英和辞典を使ってはならない」とはいいませんでしたし、子音の正確な発音を教えてくれませんでした。それでは駄目だということが分かりました。
 英語よりもはるかに容易に、私は中国語を修得しました。中国語(現代中国語と文言)の学習をした時と比較して、私は英語の発音を軽視し、英和辞典や日本の英語教材に頼りすぎていたのです。それで学習効率が悪かったのです。
 以前、このブログで「文言を中国語として理解するのが、私の信念」といいました。これは誤解を招く表現であったかも知れません。あらためて正確にいうと、「文言を中国語として理解することで効率のよい学習ができると確信しており、それ以外のよい方法は思いつかない」ということです。
 私は教師をしているので、学習の効率についてはかなりシビアです。効果のあがらない学習方法には必ず問題があると思っています。みずからの英語学習を通じ、文言の学習方法にも大きなヒントを得ました。効率のよい方法を知ってもらいたくて、このブログを始めた訳です。